答え
⑤
解説
(1)一般部と熱橋部の面積比率を求める
一般部:1-AHB
熱橋部:AHB
(2)各部材の熱抵抗値m²・K/Wを求める
熱伝導率は W/(m・K)より
熱抵抗値(m²・K/W)=厚み(m)/熱伝導率(W/(m・K))
となります。ここから各部材ごとの熱抵抗値を求めます。単位は熱伝達抵抗と同じです。
(ⅰ)合板… d1/λ1
(ⅱ)断熱材…d2/λ2
(ⅲ)木根太… 注意が必要です。室外側に断熱材よりも出ている部分については、計算に含みません。

※外壁材部分は計算対象に含まれせん。
https://manabou.homeskun.com/syouene/syouenehou/h28kijun-uchi/
壁体内に通気層があり、そこに外気が導入されている場合は、通気層より外側(この例では「外壁材」部分)の熱抵抗は含みません。
そのため、木根太部分の厚みについてはd2と考えます。
(ⅲ)木根太…d2/λ3
(3)一般部と熱橋部の熱貫流抵抗を求める
熱貫流抵抗=1/熱貫流率 です。単位はm²・K/W です。
熱貫流は物体全体で内側から外側に流れることを考える必要があります。
室内側熱伝達抵抗+室外側熱伝達抵抗+各部
で計算します。
(ⅰ)一般部の熱貫流抵抗
Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ2
(ⅱ)熱橋部の熱貫流抵抗
Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ3
(4) (3)の逆数を取る
逆数を取ることで、熱貫流率になります。
(ⅰ)一般部
1/(Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ2)
(ⅱ)熱橋部
1/(Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ3)
(5)最後に面積比率を掛け足し合わせる
(ⅰ)一般部
1-AHB/(Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ2)
(ⅱ)熱橋部
AHB/(Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ3)
(ⅰ)+(ⅱ)=1-AHB/(Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ2) + AHB/(Ri+Ro+d1/λ1+d2/λ3)
→⑤
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