【技術士第1次試験(衛生工学)】平成23年度 第2問 答えと解説

ごみ焼却

答え

解説

(0)残響時間に関する3つの式

残響時間を計算するのに代表的な3つの式があります。

・セービンの式

・アイリングの式

・ヌートセンの式

残響時間が出てきたらこの3式を思い出してください。

(1)問題文について

①残響時間は室内のエネルギー密度が音源を停止した時点から100万分の1、すなわち10-6になるまでの時間である。

→正しい。基本ですので覚えておいたほうが良いです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%8B%E9%9F%BF%E6%99%82%E9%96%93 

②室内の平均的な音圧レベルは,音源の音響パワーレベルだけではなく,室の等価吸音面積に依存する。

→正しい。下記の式により音圧レベルの計算式については下記参考資料をご参照ください。

https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000026274.pdf

③空間容積が小さい室では,空気の音響吸収を考慮したEyringーKnudsenの式を用いなければならない。

→誤り。ヌートセンの式は大きな部屋に用いられます。

これが答えです。

④拡散音場を仮定した残響理論に基づくSabineの式では,残響時間は室容積に比例し, 室の等価吸音面積に反比例する。

→正しい。セービンの式そのままです。下記をご参照ください。

⑤周壁や椅子による吸音力が大きい室では,室の平均吸音率を考慮したEyringの式を用いる必要がある。

→正しい。

その他、参考にしたサイト様

音の残響時間の計算式(セービン・アイリング・ヌートセン) | 建築学科のための環境工学
こちらの記事では音の残響時間について解説しています。 音の残響時間とは 残響時間は明確に定義されています。はじめに音の残響時間の定義について紹介します。 上の定義にある通り、残響時間とは音が60になるまでの時間のことを指します。 レベルレコ...

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