【技術士第1次試験(衛生工学)】平成23年度 第3問 答えと解説

ごみ焼却

答え

解説

(1)問題文について

①居室の断熱性能が低いと,暖房時の室内空気温度と壁の室内側表面温度の差が小さくなる。

→間違い。

詳しい計算はできないため、イメージで記載します。

・外が0℃、室内暖房が30℃だった場合

(ⅰ)断熱性能が高い場合は、外の気温が伝わりにくいため壁の室内側表面温度は20℃と想定します。

(ⅱ)断熱性能が低い場合は、外の気温が伝わりやすいので壁の室内側表面温度は5℃と想定します。

室内空気温度と壁の室内側表面温度の差をΔtとすると

Δt=30℃‐20℃=10℃

Δt=30℃‐5℃=25℃

Δt< Δtのため差が大きいが正解。

②同じ熱容量の場合,断熱性能を向上させると,暖房停止後の室温低下が穏やかとなる。

→正しい。断熱性能が高い方が室温低下が穏やかになります。(外に温度が逃げにくい)

③同じ熱容量の場合,断熱性能を向上させると,立上り負荷が小さくなる。

→正しい。③と同じ理由です。

④居室の断熱性能が低いと,より多量の熱量を投入する必要が生じ,天井付近に高温の空気が停滞して上下温度差がつきやすくなる。

→正しい。温かい空気は上に、涼しい空気は下に行きます。

日常生活でも夏はサーキュレーターなどを使っていると思います。それは、地面の涼しい空気を天井側に送ることで効率的に室内を冷やすことができるためです。

⑤コンクリートなどの熱容量の大きな材料で作られた構造体の蓄熱効果を活用するためには,外断熱でなければならない。

→正しい。

参考にしたサイト様

特にありません。

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工事中

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